音楽に寄せて 

街のピアノ講師が日々思っていることを綴ります

音はエネルギー

人と会話をしていて気づいたことがあります。

 

言葉や音って、エネルギーなんだ、ということ。

 

考えてみれば当たり前なんですが、普段はあまり意識しないことかもしれません。

 

 

気づいたきっかけは、相手の人が発している言葉とそのエネルギーが食い違っていると感じたから。

 

「ありがとうございます」と言っているのに、心ではそんなふうに思っていないことが伝わってきたのです。

 

なんだか、非常に冷たく怖い感じがしました。。

 

 

どんな言葉を発するかは大事なことではあるけど、同時にどんなエネルギー(思い)で発しているかを気にすることもまた大事なことだと、この機会に思いました。

 

 

言っていることは少々乱暴だったり荒っぽくても、どこかあたたかさを感じる場合って、ありますよね。

それはつまり、その人があたたかいエネルギー(思い)を持って発しているからなんだと思います。

 

私はそういう人、好きですね。

 

逆に、先の例もそうだけど、一見ていねいだったりきれいな言葉使いをしていても、どこか冷たさや相手を見下げているかのように感じる場合もあります。

それはその人がまさにそのようなエネルギー(思い)を持って発しているからでしょう。

 

自分も気をつけようと思います。

 

 

言葉も音も、それを発しているときは、目に見えません。

 

見えないからこそ、自分がどんなエネルギーを持って発しているかを気にかけることは大事なこと。

 

目に見えなくても、その思いは相手に伝わるから。

 

ピアノを弾く時も、ついつい正しく弾けているかとか、美しい音で、とか気にしてしまうけど、どんな思いを持って弾いているかを意識して弾いてみようと思いました。

 

思えば、たとえ高い技術を持っていなくても、きれいな音で聴かせてくれる生徒に、過去何人か出会ったことがあります。

 

もともと持っている感性とか耳の良さとかも当然ありますが、

共通していたことは、とてもピュアな心を持っている子だということ。

 

ちょっと不思議なようで、でも考えてみれば自然なことかもしれません。

 

その人の内側の状態がそのまま楽器に伝わって、それが音になるのだから。

 

 

やはり、自分の内側(のエネルギー)がカギ、なんですね。

 

 

言葉や音はエネルギーであり、どんな思いを持って発するか

 

改めて気にしたいことです。