音楽に寄せて 

街のピアノ講師が日々思っていることを綴ります

日々感動する

こんにちは。2週間ほど前ですが、「エゴン・シーレ展」(東京都美術館)と「憧憬の地 ブルターニュ展」(国立西洋美術館)を観てきました。

 

腰がまだ完治していない状態での鑑賞でしたが、すでに予約していたので・・・

それに、家でじっとしているより良いかなと。

 

まず最初にシーレ展を。

シーレは、正直昔は直視できない画家でした。

なんというか、、、痛々しくて。。。

今でも実はそんなに好きな作風ではありません。

でも、若い頃からずば抜けた才能があった人、だということはわかります。

今回のシーレ展は、シーレの作品以外にも、クリムトやココシュカなど、同時代を生きた画家たちの作品も出展されており、想像よりもずっと楽しめました。

 

昔よりはシーレの作品と向き合えたし、クリムトの作品を観ることができたので、結果的には満足でした。

クリムトの作品って、やっぱりどこかあたたかさを感じます。私はクリムトの風景画が大好きなんですが、1点だけ出展されていて、癒やされました。

 

シーレの作品は、「菊」という絵に妙に惹かれて、ポストカードも購入してしまうほど気になっています。

 

観る人によって印象というのはそれぞれだと思いますが、私には、どこか深い深い悲しみを湛えている作品に感じました。不思議な魅力を感じています。

 

 

シーレ展を観た後は、そのまま国立西洋美術館へ。

展覧会の内容もよく知らず、勢いでチケットを購入したのですが、こちらも良かった!

大好きな風景画がたくさん出展されていて、初めの方から感動的な作品たちと出会うことできました。

特にモネやブーダンの「色」に、感動。

モネはとりわけ、いつも私の心の琴線に触れてくる。

どうしてモネの「色」を観ると、いつもこんなにも心が震えるんだろう?

絵を観て泣きたくなるほど感動させてくれるのは、いつもモネの作品です。

撮影OKの作品です。

 

たまにこうして美術館に行くことは、リフレッシュになるしピアノへの良い影響にもなります(と思っています)。

 

1日美術館巡りをしたので疲れてしまったけど、腰は案外大丈夫だったし。

 

 

たまに絵を観ることだけでなく、毎日、何かに感動するって、大事。

 

自然の美しさに、人のあたたかさに、今与えられている幸せに。

 

 

日々の日常の中に、感動できることは実は結構あります。

それを見つけられるかどうかは、自分次第。

見つけて、感動して、感謝して、その感動や感謝の気持ちを音にしていきたいと、いつも思っています。

それが、私にとっては音楽をする意味であり、ピアノを弾くということ。

 

 

そんなことを、シーレの作品や美しい風景画を観ながら思ったのでした。

楽しい1日でした♪

また来月も美術館巡りします。