現在東京・渋谷で開催中の『かこさとし展』に先日行ってきました。
かこさとしさんの絵本、誰もが一度は読んだことがあるのではないでしょうか。
私もそのひとりで、一回り近く年の離れたふたりの兄のお古の絵本を、
ボロボロになるくらい何度も何度も読み返してきました。
この展覧会は、かこさとしさんの絵本の原画を中心に展示されていました。
会場内はファミリー層が多く、また私と同じように子ども時代にかこさんの絵本に慣れ親しんだであろう大人の方たちも多く見られ、私もそうでしたが食い入るように原画を見ている人が多かった印象です。
かこさんの絵本創作への情熱、子どもたちへの思いと、
そんなかこさんの熱意を伝えようという思いも伝わってくるような構成で、何度も胸が熱くなりました。
子どものときは純粋に楽しく読んでいたかこさんの絵本ですが、
自分を知ることの大切さや自分の目で見て自分の頭で考えて感じることの大切さなど、「子どもたちへ」のたくさんのメッセージを込めて創意工夫して絵本を作ってくださっていたんだなぁと思うと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
それから、かなり研究熱心な方だったようで、科学絵本を作るためにもひとつのテーマを相当深掘りしていたのがわかる資料もあり、展示品のひとつ一つから創作の過程を垣間見れて、興味深かったです。
会場の最後にはこんな撮影スポットがありました。
ピアノパンありました。
『からすのパンやさん』。
あの、ユニークなパンが見開きいっぱいに描かれたページを、
「どれが食べたいかな」と想像をふくらませながら見ていたのは、
きっと私だけではないはずです。
かこさんの絵本、緻密さとユーモアもあり、本当に大好きです。
中2の姪っ子と小3の甥っ子も一足先に行ってきて楽しかったようで、
大人も子どもも楽しめる、そんな展覧会となっています。
個人的には大満足でした^^
かこさとしさん、素晴しい絵本の数々を本当にありがとうございました。
展覧会は9/04(日)まで。
一部日時予約制となっていて、閉幕近いので気になる方はお早めに!