音楽に寄せて 

街のピアノ講師が日々思っていることを綴ります

ナッツ色の靴下と暗やみ色のズボン

こんにちは^^

少し久しぶりの更新ですが、私は元気にしていました。

気がついたら3月になっていて、そうだ、2月は短いんだったと(なんか悔しい・・)

 

 

 

 

 

先日の5歳の生徒さんとの一コマ。

 

この日、この生徒さんは濃いクリーム色のセーターと同系色の靴下、

濃紺のズボンをはいていました。

 

 

私「今日の○○くんの靴下、すてきな色だね。おしゃれ!」

生徒「ナッツいろだよ~。それで、これはくらやみいろ」(とズボンを指しながら)

 

 

ナッツ色と暗やみ色!

 

なんて素敵な表現なんでしょう!

あんまり感動してこうして書き留めています。

 

この子の柔らかい感性、いつまでも持ち続けてほしいなぁ。

 

 

 

単に「クリーム色」とか「濃い紺色」でもいいんだけど、

もっと自分の感覚、感性で色をとらえてもいいんだな、

とこの時思いました。

 

色の表現って、同じような色合いでも国によって違っていたりしますよね。

たとえば、「ピンク色」。

 

日本だと「桃色」と言ったりしますね。

この表現、改めてみると素敵です。

フランスだとそれが「バラ色」と言ったりしています。

印象派の絵画でよく聞く言葉。

「バラ色」という、フランス人の感覚も素敵です。

 

(「桃色」と「バラ色」は、実際には全く同じ色ではないと思いますが、

色に対する言葉の表現として、単に「ピンク色」だけでない、という例としてあげました。)

 

 

他にも、自分の感覚で新しく創ってもいいのかもしれない。

もっと自由に、自分の感性で。

 

 

 

子どもたちと接していると時として、

私たち大人が忘れてしまった大事なことを思い出させてくれます。

 

 

もっと自分の感性で物事をとらえてみようと改めて思った、

そんなある1日でした。

 

 

 

 

 

先生の先生はいつも、子どもたちだなぁ

とやっぱり思いました。

 

 

そして、私もなんだか「ナッツ色」の靴下が欲しくなって、

このあとお店に向かったのでした。。