最近、ピアノの上達には「休むこと」が大事では?
とますます思うようになりました。
先日、生徒さんのひとりが熱でお休み。
ただの風邪だったのですが、しばらく保育園をお休みしていたそうです。
2週間ぶりに会ったら、まだ本調子ではない様子。
お母さんも、「あまり練習ができませんでした・・」と申し訳なさそうにおっしゃっていて。。
ところが、変な力みが抜けていて、それでいて鍵盤の底をちゃんと捉えて、
手首の柔軟性も前よりついてきていて、
当然、音も良くなっていました。
この生徒さん、どうしてもからだに力が入りやすくて、
私もあれこれ試行錯誤していました。
脱力体操をしたり、手作りのグッズを使って手首をしなやかに使えるようにやっていました。
きっとこれらの効果もあったのかもしれませんが、
風邪によってからだを休めて、何か余計な力みが抜けたのかもしれません。
音を聴くことや、良い音とそうでない音の違いをよく聴かせていたのも
もちろんあるでしょう。
少し光が見えた気がして、なんだか嬉しくなりました。
小学校高学年や中学生など、
修学旅行から帰ってくると不思議と上手になっている生徒さんは結構多く、
そういうパターンを何度も見てきたのですが、
まさかこんな小さい子にもこういったことがあるとは。
みんな、体調を整えるためにからだを休めたり、
普段と違う場所に行き、いろいろなものを見聞きし、
お友だちとも思いっきりおしゃべりしたりして、
心やからだの余計な力みが抜けるのでしょう。
良い意味でなんか違うんですよね~
ピアニストの友人も、ピアノの上達の秘訣のひとつに
「休むこと」をあげているので、
やっぱり大事なんだなぁ。
しばらく練習していなかったのに、久しぶりに弾いたら何だか前より上手になっていた(^o^)
(「天才になったかと思いました」と言った生徒が昔いました笑)
こういったことは結構あるあるです。
特に、行き詰まっているときやなんとなく弾く気が起きないときは、
思い切って練習を休んだほうが良いと思います。
人間だからこそ、いつもいつも調子が良いときばかりではないのはフツウ。
私もピアノを弾かない日をよくつくります。
気乗りしないのに弾いても楽しくないし、上達しないですからね。
「だってレッスンが~(汗)」という気持ちも分かりますが、
そういうときは正直に話してもらったほうが
教える側としては安心します。
そんな時のレッスンは、音楽鑑賞をしたり、作曲家のエピソードを先生から聞いたり、
いつもと違うレッスンができて、それはそれで楽しいはず。
または行き詰まっている原因を探ったりも?
いつもマジメに弾いているだけがレッスンではないはずです。
というわけで、たまにはピアノの練習を休むこともありだよ~!
むしろ上達するかも?!
というお話でした。
そう、毎日毎日マジメに弾かなくたっていいんです!
もちろん弾きたい人は弾いてOK!
「弾きたい!」という気持ちでピアノに向かうのが大切ですね。
義務で練習しないように!
休んでリフレッシュして、新鮮な気持ちでピアノを弾きましょう♪