私は子どもの時、
よくピアノで「遊び弾き」というのをしていました。
レッスンでやっている曲以外の、
自分の好きな曲、友だちが弾いていて自分も弾いてみたいと思った曲、
そのとき流行っている曲、いつか弾いてみたい憧れの曲、
あと、合唱曲の伴奏部分を、別に伴奏をするわけでもないのに、
妄想で弾いたり(笑)、弾き歌いとかも・・
そういったことを、家でひとりで、または友だちと、練習の合間や終わりに、
本当によくそんな感じでピアノで遊んでいました。
レッスンで先生に見てもらうわけじゃないから、
自由に、好き勝手に弾いていましたね。
でもそれが楽しかったです。
ショパンの「小犬のワルツ」やバダジェフフカの「乙女の祈り」なんかは、
友だちが弾いているのが羨ましくて、家にたまたま楽譜があったので、
頑張ってひとりで譜読みをして、「気分」を味わっていました(笑)
私は練習があまり好きではなかった子どもでしたが、
こういった「遊び弾き」をしていたおかげか、
譜読みの力は結構ついたのではないかと思います。
それに、ピアノで「遊ぶ」のが純粋に楽しかった・・!
もし、レッスンでやる曲だけだったら、
本当にまったくピアノを弾かないでレッスンに行っていたかもしれません・・・。
(練習やレッスンは好きじゃなかったけど、ピアノは好きでした・・)
ピアノを習っている子どもたちにも、
この「遊び弾き」をすることをおすすめします。
レッスンでやっている曲以外に、
自分の好きな曲を、思いっきり自由に弾く時間は楽しいです。
先生に見てもらう必要はないから、間違えたってダイジョウブ!
思いっきり、自分の世界に浸りましょう(笑)
譜読みがよくわからないところは、自分で
「こんな感じかなぁ?」
と、なんとなく出来ていればOK。そういうのも、たまにはいいじゃないかと思います。
いつもマジメに、レッスンの曲だけ練習しなくていいんだよ。
好きな曲を、自由に弾く楽しさを知ってほしいです。
ちなみに、すっかり大人になった今でも、
私はこの「遊び弾き」をたまにしています(笑)
だって、いつもレッスンの曲だけだと飽きちゃうから(笑)
新鮮な気持ちで曲と向き合うためにも、
私にとっては必要な時間なようです。
(「妄想弾き」はさすがに今はないです(笑))