音楽に寄せて 

街のピアノ講師が日々思っていることを綴ります

目的を持って練習する

お久しぶりです。

この夏はとにかく暑かったですね。。暑くて、休みの日はほぼ引きこもり状態でした。

YouTubeの料理動画にハマり、いろいろなチャンネルの動画を見まくっていました。

料理動画、面白いですね。沼です。

 

 

さて、今日は「目的を持って練習する」ことについて。

 

ゆっくり練習の大切さを分かっている人は多いようですが、単純に「ゆっくり弾くこと」が目的になってしまうケースをよく見ます。

 

指導する側も、ついつい「ゆっくり練習してきてね」とだけ言ってしまいがちなんですが、ちゃんと、生徒さんには「これこれこういうことができるようになってほしい」から「ゆっくり練習」を課するのです。

 

それは、ひとつひとつの音をよく聴けるようになるためであったり、音楽とからだの動きが一体になるようにするためであったり、ハーモニーの変化を感じながら弾けるようになるためであったりです。

 

ちゃんと目的があるんですね。

 

ひとりで自宅で練習するとき、ゆっくり弾くことが目的になっていませんか?

 

単純にそれだけだと、せっかくのゆっくり練習の恩恵が受けられません。

無駄になってしまいます。

 

一回弾くごとに、ちゃんと目的意識を明確に持って弾くこと。

そうでないと、無駄に音を出していることにもなります。

 

ゆっくり練習だけでなく、

なぜ先生はこういう練習をしてきてと言ったのか?

なぜ今この練習曲をやっているのか?

 

それらをちゃんとわかって弾いているでしょうか?

 

「先生が言ったから」「先生に言われたから」と自分の頭で考えないでいると、それは音楽にはなりません。

 

自分の頭で考えて、理解して、感じて。

 

最終的には、全部自分でやることです。

 

いつでも、音を出すその前に、明確な目的を持ってピアノに向かいましょう。

 

8月ももう終わりですね。

まだまだ暑いとはいえ、陽射しや空気が少しずつ秋めいてきて、芋やかぼちゃのシーズンだ♪と、これからが楽しみであります^^

皆さま、引き続き体調にはお気をつけて。