音楽に寄せて 

街のピアノ講師が日々思っていることを綴ります

発表会

もう日にちが経ってしまったのですが、生徒さんたちの発表会がありました。

例年通り、地元の楽器店主催の合同発表会です。

リニューアルし綺麗になったホール

 

 

手前味噌で大変恐縮ですが、私の生徒さんたちの音が一番良かったです。

技術的な点で難しい曲を弾いている子は他にもいましたが、

「音を作る」ということやピアノという楽器を大事にした弾き方、音で聴衆を引き込ませていたという点ではもっとも印象的でした。

(有り難いことに、同じような感想を何人かの方から頂きました)

 

やはり方向性は間違っていないのだと再確認することができ、コツコツと指導をしてきて本当に良かったです。

自分が大事にしたいことを大事にしたレッスンを心がけてきて良かった、これからも学び続け模索しながらこの方向でやっていこうと強く思いました。

 

ここはどういう音楽か?それを表現するためにどんな音で弾いたらいいか?あなたはどう感じ思う?と生徒さんと一緒になって考えながら、一緒に音楽を作っていくことの喜び。

やはりこの仕事は、生徒と共に学び成長していくものですね。

 

「音の質」はやはり大事です。

たとえ子どもであっても、「音で魅了する演奏」というのは可能です。

それを今回改めて実感しました。

 

 

もちろん、他の先生方の生徒さんもそれまでの努力が垣間見え、素晴しかったです。

楽譜通りミス無く弾く、ということはなかなか大変なことなのでそれだけでも立派ですし、暗譜となるとさらにです。

皆さんの演奏を楽しく聴くことが出来ました。

 

 

今回の発表会を最後に、本格的に受験体勢に入りピアノをやめる生徒さんがいます。

演奏後、「緊張した~!」と言っていて確かにミスは多少あったけど、「良い音で弾いていたよ^^」と伝えたらホッとした表情をしていました。

本人も「やりきった」と言っていたので良かった良かった^^

 

 

寂しくなりますが、また新たな出会いもあるのだから、その子にエールを送りつつ、

私も前を向いて頑張ります!

 

 

 

音楽はやはり良いですね。

何を見ても音楽とつなげて考えてしまい、自分の中に常に音楽が流れている感覚がずっとあります。

音楽を大事にしたレッスンを、これからも心がけていきたいです。