こんにちは。
最近、更新が滞りがちでした。
昨年の夏からいろいろなことがあった疲れが、今頃になってやってきてしまいした。。
自分でも知らないうちに無理をしていたようで、4月はちょっと大変でした、、、
が、GW中に休養をしたおかげで、少し元気になりました^^
ピアノはあえて弾かず、美術館巡りや読書三昧、あとはひたすらのんびり。
やはり休むことは大切ですね。
読んでいた本に、今の自分にとって必要なことが書いてあって、
そこから今後自分がどうすればいいかのわかったのも大きいです。
妙にいろいろなことが腑に落ちて、スッキリしました。
それから、自然に触れることが私にとってはやっぱり大事。
ただ空を眺めたり、風を感じたり、新緑の美しさを楽しんだり。
それだけで幸せを感じます。
そんなわけで、良いGWでした!
さて、今日は前回の記事の補足になります。
この中で、ピアノを弾いている時の
自分のからだの状態や感覚に意識を向けてみてください
と書きました。
この、からだの状態や感覚というのは、
当たり前なんですが、指導している側は完全に把握することはできません。
レッスンをしていると、生徒さんの弾いている様子や音の質から、
いまどんな状態なのか?ある程度予測することはできるのですが、
100%分かるわけではないのです。
また、レッスンの中では、(固まりやすい生徒さんが多いため)
私の手や腕などに触れてもらって感覚をお伝えすることがよくありますが、
それでも生徒さんが私の内側の状態を完全に理解することは難しいでしょう。
それから、今でもよく見られる指導で、
「指を立てること」や「手を丸く」というのがありますが、
形よりもやはり内側の状態がどんなか?の方が重要です。
外身より、中身です。
そしてそれは、ピアノを弾く人が自分で把握していることが大事です。
でも、それって難しいことのように感じますね。。
そんなとき、ひとつ目安となるのが、やはり「感覚」です。
上手く弾けたときというのは、からだの感覚も「楽」な感じがします。
軽かったり、呼吸がしやすかったりです。
逆にいえば、上手く弾けないときというのは、
からだのどこかが力んでいたり、呼吸が止まっていたりします。
あと、一生懸命頑張って弾いている時とか、眉間にシワが寄ってしまっているときなんかもそうです。
力まない。
どうかピアノにしがみつかないでください。
よく言われることですが、心とからだはつながっています。
からだのどこかが力むと心も緊張し、それがピアノにダイレクトに伝わって、
硬い音になってしまいます。
からだも心もやわらかく、です。
目安として、ピアノが上手く弾けたとき、「弾いてないみたいな感覚」になります。
「えっ?こんなに楽でいいの??まるで弾いてないみたい!」
という感覚です。(本当です)
↑ここを目指してみてください。
家で練習していると、どうしてもなかなか上手に弾けないところが出てきますよね。
そこのところの、自分のからだの状態や感覚を把握しておいてください。
そして、レッスンで、先生にその感覚を言ってみるんです。
たとえば、「ここの場所を弾いているとどうしても呼吸が止まってしまうんです」とか、「からだが固くなって動きが悪くなるんです」などです。
レッスンは、上手に弾けないところを先生と一緒に解決する場でもあります。
だから、家でひとりで練習していて上手く弾けないからといって、
不安になる必要はないんです。
だって、生徒さんがひとりでできたら先生は必要ないですからね(笑)
子どもの生徒さんの場合は、自分からこういったことを言ってくる子は稀ですから、
私の場合は、レッスンの中で、
弾きにくいところはないか?とか、
弾いている時どんな感じがするか?とか
修正した前後で感覚がどう変わったか?
といったことを聞いていきます。
大人の生徒さんは、どんどんおっしゃってほしいですね(笑)
皆さん、もっと能動的になっていいんです。
これは、大人の方でも子どもの生徒さんでもそうです。
能動的になって、私たち先生を鍛えてください(笑)
・・・話少し逸れた・・
最終的には、その人にとって弾きやすい弾き方というのは、
その人が自分で見つけるしかありません。
その人にとってベストな弾き方が、他の人にとってもそうかというと、
きっと違うはずです。
骨格や体格、筋肉の付き方など、みんなひとり一人違いますから。
だから、自分のからだの状態や感覚を意識するのが大切なんです。
楽で、弾きやすいという感覚は、
演奏中の自分を自由にしてくれます。
それが、新しいアイデアやインスピレーションを生み出すことにつながるのだと思います。
そういう体験は、ピアノ演奏の醍醐味のひとつでしょう。
きっと、もっとピアノが好きになると思いますよ^^