音楽に寄せて 

街のピアノ講師が日々思っていることを綴ります

「芸術的な音」を目指して

つい先日、久しぶりに自分のレッスンに行ってきました。

 

久しぶりすぎて緊張。。しかも譜読みがアヤシイのが1曲あり(汗)、「どうなんだ自分?」という感じで先生のお宅へ。

 

 

 

 

イメージが足りないところや、まだまだ甘いところがわかり良かったです。それを知るため次につなげるためのレッスンです。

客観的に聴いてもらうことはやはり大事ですね。

 

 

 

音色ひとつで音楽や作品への印象がガラリと変わってしまう魔法を目の当たりにすると、「もっともっとこのピアニズムを学びたい!」と心から思います。

そして自分自身の耳とイメージ力、筋力など、もっと磨いて育てていく必要性を改めて感じました。

 

自分はどんな音楽にしたいのか?何を表現したいのか?

そのためにはどんな響き(音色)が必要か?

 

 

自分では響きを聴きながら練習をしているつもりだったけど、あくまで「つもり」だったようで、どういう練習をしていけば良いのかも再確認でき、やはりレッスンを受けて良かったです。

この数ヶ月、やっぱりどこか好き勝手に弾いていたのだなと反省しつつ、どこの筋肉をどう使えば、またからだの使い方など、音色を生み出す上で大切なことを1時間の中でたくさん教えていただき、非常に濃い内容のレッスンを受けることができて有意義でした。

 

また、先日聴いたアルゲリッチの「香りのある響き」の秘密についても具体的に教えてもらいました。

トライしてみて、なんとな~く出来た?という感じで難しかった(^_^;)

今練習している曲にも使えそうで、自分のものにしたいです。(時間はかかると思うけど)

 

 

 

 

来年3月初めには発表会があり、私は参加出来る状態にあるのかどうか不安だったのですが、(レッスンは月1でしか通えないし・・)、参加OKということで出ることに。

参加費の振り込み期限がなんと翌日というギリギリだったのですが、先生のご厚意により1週間以内に伸ばして頂きました。(ありがとうございます!)

曲は来月まで検討することに。何弾こっかな♪

 

しかし、発表会まではレッスン回数はほんの3回ほどです。。。

が、頑張るぞ!

 

 

改めて、ただ楽譜通りに弾けて指が動いているだけでは、「音色」という点ではダメなのだと思いました。

普通に弾くだけならさほど難しくない曲でも、音色を追求すると途端に難しくなり、それが面白いのです。

曲の難易度に関係なく、音色ひとつで芸術作品になったり、フツウになったり。

 

響きを含んだ音を出せるようになるまでに数年かかりましたが、さらに一歩先に進む段階に来たのかもしれないと感じています。

私が目指しているのはただ豊かな響きだけでなく、「芸術的な音」なんだと、自分の中で改めて再確認しました。

 

 

ひとつ出来るようになっても新たに課題が出てきて、自分に対して「もっと」と思う。

欲張りかもしれませんが、ピアノという楽器の可能性を知れば知るほど、その奥深さを知れば知るほど、「もっと」知りたい、出来るようになりたいと思うのです。

だから永遠に学びたいと思うのでしょう。

 

ピアノは本当に終わりの尽きない、学びの尽きないなんて魅力的な楽器なんでしょう。

「大好き」なんてひと言ではとても言い表せないくらい好きです。

 

 

こうしてまた学べることに心から感謝です。

先生、本当にありがとうございます。

新たな気持ちでたくさんたくさん吸収したい!