最近、改めてブラームスにハマっています。
ピアノで練習をしているから、というのもあるし、
歌曲や室内楽がとにかくイイ、いい、良いんです。
ブラームスはクラシック好きな人の中でも好きだという人は多いですね。
ショパンのような華やかさはないけど、
味わえば味わうほど良さがわかるというか。。
そう、ドイツのライ麦パンのように。
大学時代、西洋音楽史の先生が授業で、
「ブラームスの音楽は、ドイツのライ麦パンのようにどっしりミッシリしている」
なんて言っていました。
「なるほど!」と思った私は、一生懸命ノートにライ麦パンの絵を書いたっけ(^_^;)
懐かしの西洋音史のノート
ライ麦パンなんて、上手い表現ですよね。
あとこんなことも書いてあった・・
暇だったんでしょうか、私は・・
演奏するのは本当に大変です。
ブラームス本人がピアノの名手だったというから、
技術的にも、そして体力的にも一筋縄ではいかないです。。
小品を1曲弾くだけでも結構な体力を使うのです。
音数多いし(>_<)
超難曲といわれているピアノ協奏曲第2番を作曲した本人が弾いていたというから、やはりかなりの腕前だったのでしょう。(すごい・・・!!)
また、ヴァイオリン奏者の人にとってもソナタなどを弾くとき、やはり「大変だ」と言っています。
例の「ライ麦パン」を求められるからかな。。
以前、最晩年の作品群を弾いていたときに、自分の先生から
「デブっと体格のいい中年の男の人になったつもりで弾きなさい」と言われたことがあります。
・・・なかなか難しいことを言われたなと思いましたね。。
ブラームスを弾くときは、男性並みの体格がほしいと心から思います。
でもまあ、なんだかんだ言って魅力的な作品が本当に多いのです。
というわけで、最近好きで聴いている中で
ブラームスのピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 Op.8をご紹介。
生で聴きたいなぁ!
ブラームスの初期の作品は、作曲技術的にも技巧を駆使していて、
「オレの作曲テクニックを見てくれよな!」的な感じでギラギラしている気がする。
(若気の至り?個人の感想です)
それはそれで素晴しいものが多いですが、
私は初期の作品よりも、晩年の枯れたブラームスが好き。
なんですが、このピアノトリオ、3曲ある中で唯一初期の作品である1番は例外で、
冒頭からいきなり引き込まれます。
そしてかっこいい!演奏はやはり大変そうだけど。
いいなぁ、あんなふうに3人で演奏できたら楽しいだろうな、と思う。
憧れです。
例によって長いですが、本当に素敵な曲なのでぜひぜひ聴いてみてください。
そしてもし気に入ったなら、他の2番、3番も聴いてみてください。
ピアノトリオは大好きで、他の作曲家の作品も紹介したいなぁ。
また、ブラームスの他の作品も今回に限らず好きな曲をご紹介したいと思います。