音楽に寄せて 

街のピアノ講師が日々思っていることを綴ります

ピアノで大事なこと

f:id:junkopiano:20211006202132j:plain

 

 

ピアノの上達で一番大事だなぁ、

 

と私が思うことを書いてみます。

 

 

それは、「耳を育てること」

そして、「音楽を感じる、イメージできる心を育てること」。

 

 

音楽ですから、

耳を育てることが、何より大事。

 

そして、イメージがあっての演奏ですから、

音楽を理解することや感じること、

音を出す前に心でイメージすることが、

本当に本当に大事なのです。

 

 

ピアノを弾くあなたの指が、

どんなに強くなっても、

どんなに速く動くようになっても、

 

ピアノを弾いているあなたの心が、

その曲の音楽を感じていなければ、

ただ音が出ているだけのものになってしまいます。

 

 

そのような演奏が、好きですか?

 

 

 

習い始めの、最初の数年間は特に、

指のことよりも何よりも、

 

音楽を感じる心と

良い耳を育てることが

本当に大事です。

 

 

指は?

指が弱いと弾けないんじゃない?

 

と思われた方。

 

 

 

大丈夫です。

 

 

ピアノを弾くための「手」は、

耳が育ててくれます。

 

 

音楽を感じ、イメージし、

耳でそれを聴いていく。

追い求めていく。

 

そうしたことを続けていくと、

ピアノを弾くための「手」が

育っていきます。

 

時間はかかるかもしれません。

 

でも。

 

そうして育った「手」で弾かれた演奏は、

 

何も感じずに、考えずにただ指を動かした演奏よりも、

 

はるかに聴く人の心に届き、

何よりもピアノを弾くあなたの心を

豊かに、喜び溢れるものにしてくれます。

 

 

 

ひとりでも多くのピアノを習っている子どもたちに

そんな体験をしてほしいと願っています。

 

 

しつこいようですが、もう一度書きますよ(笑)

 

ピアノで大事なのは、耳と心です。

 

このことは、お子さんがピアノを習っているという親御さんたちにも、

ぜひ知っておいてほしいです。

 

 

それではまた、更新します。