ピアノの上達で一番大事だなぁ、
と私が思うことを書いてみます。
それは、「耳を育てること」
そして、「音楽を感じる、イメージできる心を育てること」。
音楽ですから、
耳を育てることが、何より大事。
そして、イメージがあっての演奏ですから、
音楽を理解することや感じること、
音を出す前に心でイメージすることが、
本当に本当に大事なのです。
ピアノを弾くあなたの指が、
どんなに強くなっても、
どんなに速く動くようになっても、
ピアノを弾いているあなたの心が、
その曲の音楽を感じていなければ、
ただ音が出ているだけのものになってしまいます。
そのような演奏が、好きですか?
習い始めの、最初の数年間は特に、
指のことよりも何よりも、
音楽を感じる心と
良い耳を育てることが
本当に大事です。
指は?
指が弱いと弾けないんじゃない?
と思われた方。
大丈夫です。
ピアノを弾くための「手」は、
耳が育ててくれます。
音楽を感じ、イメージし、
耳でそれを聴いていく。
追い求めていく。
そうしたことを続けていくと、
ピアノを弾くための「手」が
育っていきます。
時間はかかるかもしれません。
でも。
そうして育った「手」で弾かれた演奏は、
何も感じずに、考えずにただ指を動かした演奏よりも、
はるかに聴く人の心に届き、
何よりもピアノを弾くあなたの心を
豊かに、喜び溢れるものにしてくれます。
ひとりでも多くのピアノを習っている子どもたちに
そんな体験をしてほしいと願っています。
しつこいようですが、もう一度書きますよ(笑)
ピアノで大事なのは、耳と心です。
このことは、お子さんがピアノを習っているという親御さんたちにも、
ぜひ知っておいてほしいです。
それではまた、更新します。